放射線治療 咽頭・喉頭癌
- 2014/10/27
- 18:13
放射線治療総論亜部位によって放射線感受性が異なる(特に中咽頭癌)→亜部位の診断が重要三次元治療計画(照射範囲)GTV:確認できる腫瘍体積CTV:顕微鏡的な進展範囲PTV:体内での臓器移動+毎回照射誤差 (0.5-1cmのマージン)マルチリーフ・コリメーター:照射ビームの出力口に鉛のシャッターが動くことで照射野を自由に決定できる放射線療法と化学療法放射線:局所制御化学療法:遠隔転移増感作用:化学療法が放射線療法の作用を強め...
顔面神経麻痺
- 2014/10/27
- 18:01
概念顔半分の表情筋が麻痺←顔面神経の麻痺で起こる表情筋:皮筋で筋紡錘がないので近くは三叉神経 小脳橋角部から聴神経とともに内耳道へ→顔面神経管@側頭骨→茎乳突孔から出て耳下腺貫き分布する分類特発性:ベル麻痺ラムゼイハント症候群:耳介帯状疱疹・耳痛、難聴・めまい、顔面神経麻痺の3徴 VZVが原因外傷性病態ストレスによるウイルス@膝神経節の再活性→ウイルス性神経炎→神経浮腫@顔面神経管→圧迫→虚血→浮腫 の...
甲状腺腫瘍
- 2014/10/27
- 17:49
腫瘍性疾患の分類良性腺腫様甲状腺腫:最多 非腫瘍 過形成濾胞腺腫悪性(男:女 1:5)乳頭癌:リンパ性転移濾胞癌:血行性転移未分化癌:これだけ予後極めて不良髄様癌検査エコー穿刺吸引細胞診 乳頭癌しか分からない 昔:パパニコロウ染色→Ⅰ~Ⅴで分類 今:ベセスダ分類→まずは、検体の適正判断→良悪性の判断治療手術 全摘、亜全摘 合併症は半回神経麻痺 両方ダメだと誤嚥の危険も放射線 内照射(ヨード治療):ヨードの内服...
唾液腺、副鼻腔
- 2014/10/01
- 17:21
唾液の生理作用 口腔粘膜の湿潤化と保護 緩衝作用(重炭酸イオン) 歯牙の保護唾液腺 大唾液腺:耳下腺、顎下腺、舌下腺 小唾液腺:口腔粘膜に無数に存在唾液腺腫瘍大唾液腺腫瘍良性腫瘍:多形腺腫が最多悪性腫瘍:組織型多い 腺様嚢胞癌は神経に沿って伸展 顔面神経は耳下腺内を通るため、悪性腫瘍で顔面神経麻痺診断:穿刺吸引+細胞診が第一選択。開放生検は禁忌(腫瘍の播種)。 MRI治療...
咽喉頭機能の障害
- 2014/09/29
- 18:54
気道障害 小児OSAS(睡眠時無呼吸症候群) ほとんどがアデノイド増殖症/口蓋扁桃肥大による。 アデノイド切除、口蓋扁桃摘出が有効。 成人OSAS 鼻中隔彎曲・下鼻甲介肥大など複数の因子による 急性咽頭蓋炎 両側声帯麻痺 気管切開 咽頭狭窄に対して気道確保のために行われる。 気管軟骨3~5輪を縦切開(気管第1輪、輪状軟骨は切開してはいけない) 切開後はカニューレ装着。 カニューレ カフ付き:気管切...