婦人科悪性腫瘍の放射線治療と化学療法
- 2014/11/11
- 17:38
子宮頸癌
放射線治療の特徴
手術に比べ、形態や機能を温存できる
化学療法に比べ、全身への影響が少ない
副作用に急性反応と晩発性反応がある
放射線治療が優先される条件
高齢者、高度肥満、ⅡB以降、全身麻酔・手術不能な重篤な合併症あり
外部照射・膣内照射
外部照射→腫瘍縮小・出血のコントロール可→膣内照射
膣内照射
A点:外子宮口から子宮腔長軸に上2cmの高さを通る垂線上で、左右それぞれ2cmの点
原発巣の治療量、膀胱・直腸の障害量の指標
B点:A 点の中間の高さで正中線より左右5cmの点
骨盤壁への浸潤病巣、骨盤リンパ節に対する治療量の指標
放射線化学療法(CCRT)
放射線療法と化学療法の相乗効果
原発巣と微小遠隔病巣の同時治療
化学療法のみは、再発・遠隔転移のある症例に行う
放射線合併症
早期合併症:悪心・嘔吐、下痢、紅斑、骨髄抑制
晩期合併症:放射線直腸炎、小腸障害、放射線膀胱炎
術後照射
術後に残存病巣が疑われる場合に行う
合併症:膀胱炎、骨髄抑制、下痢、リンパ浮腫、イレウス
新照射法:IMRT
卵巣癌
放射線治療:一箇所のみの再発に対する局所治療、緩和治療の手段
化学療法:有効(予後は良くない)
化学療法
標準療法:TC(パクリタキセル+カルボプラチン)療法
評価方法:RECIST規準(CR:消失 PR:30%減少 SD:PR/PDでない PD:増加)
副作用:パクリタキセル 末梢神経障害
カルボプラチン 血小板減少
術前化学療法(NAC):初回手術で摘出困難な症例に対し選択肢となる
再発卵巣癌
卵巣癌は再発すると治らない(例外は単発の再発)
初回治療より6ヶ月未満:プラチナ抵抗性
初回治療より6ヶ月以上:プラチナ感受性
子宮体癌
放射線治療:一箇所のみの再発に対する局所治療、緩和治療の手段
化学療法:有効
標準療法:TC(パクリタキセル+カルボプラチン)療法となる
放射線治療の特徴
手術に比べ、形態や機能を温存できる
化学療法に比べ、全身への影響が少ない
副作用に急性反応と晩発性反応がある
放射線治療が優先される条件
高齢者、高度肥満、ⅡB以降、全身麻酔・手術不能な重篤な合併症あり
外部照射・膣内照射
外部照射→腫瘍縮小・出血のコントロール可→膣内照射
膣内照射
A点:外子宮口から子宮腔長軸に上2cmの高さを通る垂線上で、左右それぞれ2cmの点
原発巣の治療量、膀胱・直腸の障害量の指標
B点:A 点の中間の高さで正中線より左右5cmの点
骨盤壁への浸潤病巣、骨盤リンパ節に対する治療量の指標
放射線化学療法(CCRT)
放射線療法と化学療法の相乗効果
原発巣と微小遠隔病巣の同時治療
化学療法のみは、再発・遠隔転移のある症例に行う
放射線合併症
早期合併症:悪心・嘔吐、下痢、紅斑、骨髄抑制
晩期合併症:放射線直腸炎、小腸障害、放射線膀胱炎
術後照射
術後に残存病巣が疑われる場合に行う
合併症:膀胱炎、骨髄抑制、下痢、リンパ浮腫、イレウス
新照射法:IMRT
卵巣癌
放射線治療:一箇所のみの再発に対する局所治療、緩和治療の手段
化学療法:有効(予後は良くない)
化学療法
標準療法:TC(パクリタキセル+カルボプラチン)療法
評価方法:RECIST規準(CR:消失 PR:30%減少 SD:PR/PDでない PD:増加)
副作用:パクリタキセル 末梢神経障害
カルボプラチン 血小板減少
術前化学療法(NAC):初回手術で摘出困難な症例に対し選択肢となる
再発卵巣癌
卵巣癌は再発すると治らない(例外は単発の再発)
初回治療より6ヶ月未満:プラチナ抵抗性
初回治療より6ヶ月以上:プラチナ感受性
子宮体癌
放射線治療:一箇所のみの再発に対する局所治療、緩和治療の手段
化学療法:有効
標準療法:TC(パクリタキセル+カルボプラチン)療法となる
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